今年(2017年)の中国産かんぴょうの生産状況をお知らせします。
山福食品(山東省青州市)
山東省青州市にあるヤマケの合弁会社山福食品有限公司では、例年と同程度のかんぴょうを生産できる見込みです。
山福食品かんぴょう生産
8月20日時点でかんぴょう畑の葉っぱはまだ青いですが、そろそろ、玉の収穫は難しくなってきたとのことです。山福食品のある山東省青州市では、8月上旬に台風に見舞われ、ハウスが損壊する等の被害を受けてしまいました。一時は生産量の減少が懸念されましたが、その後は天候に恵まれ、例年と同程度のかんぴょうを生産できる見込みとのことです。あと2週間程度で今年のかんぴょう剥きは終了の予定です。 | |
山福食品(青州市)で生産しているユウガオの実です。日本の種を使用しているため、日本と似たような色・形をしています。 |
山福食品 自社加工
山福食品の自社生産かんぴょうの乾燥作業です。日本と同様、ハウスの中で乾燥を行っています。天候が悪い場合は、ボイラーを使用し、ハウス内の温度を上げて乾燥しています。 | |
硫黄燻蒸作業の様子です。こちらも日本と同様に、専用のハウスを使用し硫黄燻蒸しています。 | |
山福食品の自社生産かんぴょうや中国の生産農家さんから買い付けたかんぴょうを選別しています。種・コブなどの品質劣化品の除去や、グレードの仕分け作業を行っています。 |
中国かんぴょう生産農家(黒龍江省)
中国産かんぴょうの生産拠点である黒龍江省の様子です。今年は雨が多く、天候があまりよくなかったため、例年と比べ生産量は減少する見込みです。
まだまだ元気な畑もありますが、悪天候の影響でだめになってしまった畑もあります。 |
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黒龍江省のユウガオの実は日本と比べると縦長で、楕円形をしています。皮の色も日本の玉よりも青みが強くなっています。 | |
乾燥作業はハウスを使用しないため、完全天日干しで仕上がるというメリットはありますが、悪天候時には乾燥できないというデメリットもあります。今年の黒龍江省は雨の日が多かったため、生産量は例年より少なくなる見込みです。こちらも、あと2週間程度でかんぴょう剥きは終了する模様です。 | |